国家公務員の採用も前倒しへ(人事院)

新卒採用市場において毎年の様に聞く「前倒し」、公務員もその傾向が出てきています。

売り手市場の影響、そして仕事内容や労働時間、勤務地などの働き方等の影響もあり、公務員や教員の志願者が近年減少していました。
そのため、地方公務員や教員の採用試験が前倒しの動きがありました。

さらに、2024年の採用試験において、今回、国家公務員総合職(大学院修了・大卒程度)が前倒しされることになりました。
1次試験が、2024年3月17日(2023年は4月9日)に実施。
最終合格者発表が、2024年5月28日(2023年は6月8日)となると発表がありました。
1次試験が約3週間前倒しして実施されることになります。

加えて、教員採用試験について、23年5月に文部科学省が、毎年夏に行っている1次試験を24年度は6月16日を目安に前倒しするよう、都道府県などに検討を求めています。
それを受けて、採用試験の前倒しを発表する自治体がみられています。
また、試験日の前倒しと併せて、3年生から一部試験を受けれるように受験資格の前倒しをする自治体もあります。

先日発表された学情社がリリースした2025卒の内定率は11月末時点で早くも11.8%となっており、採用市場全体が前がかかりになっている事を強く感じますが、企業の採用活動の前倒しと合わせて、教員、地方公務員、国家公務員の採用試験の前倒しも起こっていますね。

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