マイナビ転職、「新入社員の意識調査(2023年)」を発表(マイナビ)

マイナビ転職が2023年度新入社員を対象としたWEB調査の結果を公表しました。
以下はその一部の結果です。

・新入社員の勤続意向年数は「3年以内」が24.1%、「10年以内」では49.1%。男女別に勤続意向年数をみると「3年以内」と答えたのは、男性が18.3%、女性が30.0%

・月収別に勤続意向年数を見ると、月収18万円以下では「3年以内」が36.7%で最も多く、月収22万円~24万円台では「10年以上」が37.1%で最多となり、月収が勤続意向年数に影響

出典:マイナビ転職『新入社員の意識調査(2023年)』

「会社が存続しているか」「どのような仕事をしているのか」という具体的なビジョンがない中で、「給与」や「社会の変化」に対する不安が増大していることが伺えます。
このような不安が背景となり、「入社直後に新社会人が転職サイト「doda」に登録した件数は、“過去最多”を更新」といった動向にも表れていそうです。

また、高い月収を受け取ることが、必ずしも長期の勤務意向につながるわけではないことも明らかになったとも言えるかもしれません。
給与は不満足の要因となり、転職のきっかけにはなるため、月収18万円以下の属性に関しては3年以内の転職希望者が多くなっています。
しかし、月収の増加と長期勤続移行は単純に比例している訳ではない事も分かります。
これは、ハーズバーグの二要因理論の「衛生要因」と「動機付け要因」に類似していると私は捉えました。
採用の時点から、入社後どのように新入社員を動機付けたいかを明確にすることが、今後ますます重要となることが調査結果からも伝わってきます。

出典:マイナビ転職『新入社員の意識調査(2023年)』

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