OECD諸国の中で入学者の平均年齢が最も低いのは日本の18歳(OECD Library)
昨日のコミュニティの対話会(薪割り会)の中で日本の大学入学者の年齢は世界的に低いという話があったので、気になり自身でも調べてみました。
リンク先は少し古い調査データですが、確かに日本の大学入学年齢は世界的に見ても低い事が分かります。
海外諸国の方が、予め学ぶべき専門性を決めて大学に入る、一度働いてから大学に入る、大学に行きながら社会に触れて専攻を変えるといった事に対してより柔軟なのかもしれません。
各国の文化や背景も違いますし、一概に平均年齢が低い事が悪い訳ではありません。日本の新卒採用の構造は若年者の失業率を下げる効果も大きく、良い事も多くあると思います。
しかし、私自身の話で言えば、大学を選択する際に目的意識を持てておらず、大学入学の時点で社会でどのようなキャリアを歩んでいくか等は全くイメージもなかったです。その後、社会に出てからはより学ぶことの重要性や面白さに気付く事が出来ました。
同じように何となく大学に入り、就活の時期がきたから就活をしているという学生さんも多いのではないかと思います。
大学生がキャリア(人生)の早い内から、自分の学ぶことに意味を感じる事が出来るようなきっかけの種をコミュニティで作っていきたいと思います。
OECDが公開している「Education at a Glance」(2019年版)による学士課程への各国の入学年齢の平均
チリ: 24.6歳
ノルウェー: 23.9歳
スペイン: 22.9歳
スイス: 22.8歳
韓国: 22.5歳
ルクセンブルク: 22.1歳
ポルトガル: 21.9歳
アイルランド: 21.4歳(2カ国)
スロバキア: 21.4歳
ニュージーランド: 21.6歳
https://www.oecd-ilibrary.org/sites/69096873-en/1/3/3/3/index.html?itemId=/content/component/69096873-en&_csp_=c7e947e68aa5d5b5db969f5ef05f1b5c&itemIGO=oecd&itemContentType=book#figure-d1e4690
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