さらば学歴、DX採用はスキルで 世界で人材奪い合い(日本経済新聞)
近年、世界的に企業が従来の学歴よりもスキルを重視して採用する傾向があり、日本での具体的な事例がいくつか紹介されています。
総務省が2021年に発表した「産業構造審議会 人材・雇用分科会 AI/IoT人材に関する検討会 報告書」では、日本のIT人材不足が2050年には約171万人に達すると試算されており、専門学校や独学を含む非大卒者が活躍する例も増えているのは、良い傾向だと私は思います。海外の様に日本でもスキルを評価・認証する制度の整備が進めば、さらにこの流れは加速するかもしれません。
一方で、記事で紹介されている例の様に、高校を中退しプログラミングスクールで学んだ学生を大卒と同じ条件で採用するという事に対するハードルは、まだ多くの企業であるとも感じます。
「学歴よりも学習歴」という言葉を目にしたり、聞く機会は増えたものの、変化しているのはまだ一部ではないでしょうか。だからこそ、学歴よりもスキルを評価する採用戦略を取る企業は、人材不足を解消し、成長につながる人材を獲得していける可能性が上がるのではないかと感じます。
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