◆◇◆◇◆ TalkCamp HR-news 2024.7.25 ◆◇◆◇◆


Pick up-1 Z世代の“なりたい自分”の姿から見えてくる仕事観と自分らしさ(ヒューマンホールディングス)

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※図はヒューマンホールディングス社リリースより引用

ヒューマンホールディングス社が20~28歳の男女1000名を対象に実施した「Z世代の仕事観と自分らしさに関する調査」の結果が公開されています。2部構成でリリースされており、vol.1では「将来の目標年数は男女ともに400万円~500万円が最多」など、働き方に関する調査結果がメインで報告されています。vol.2では「今後の "なりたい自分" の姿」など、職業よりも広い自己観についての結果が報告されています。「今後の“なりたい自分”の姿を思い描けているか」という質問に対し、「しっかりと思い描けている」「ぼんやりとだが思い描けている」と回答したのは3割程度という結果が強調されています。

孔子の『論語』では「三十にして立ち、四十にして惑わず」と言われていますが、30代より上の世代ではどのくらい "なりたい自分の姿" がクリアなのか気になるところです。


Pick up-2「レジャー白書2024」(速報版)~国内観光旅行が余暇活動参加率2年連続1位~(日本生産性本部)

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※図は日本生産性本部「レジャー白書2024(速報版)」詳細資料より引用

公益財団法人 日本生産性本部の余暇総研が、余暇活動に関する個人の意識や参加実態に関する調査結果の速報版を公開しています。今年度分の調査報告では、仕事(勉強や家事を含む)と余暇のどちらを重視するかに関する質問で、65.7%が余暇を重視する傾向にあったと報告されています。同様の調査が毎年実施されているのですが、「仕事よりも余暇の中に生きがいを求める」の回答割合が2021年以降増加しており、今回の調査では回答者の1/3以上(34.1%)となった点が強調されています。

Pick up-1でも触れたヒューマンホールディングス社の調査報告 (vol.1) でも、「自分らしく働くとはどのようなことか」という質問に対して、「ワークライフバランスを保ちながら働くこと」という回答が最も多い結果になっており、「ワーク」と「ライフ」のバランスを重視する傾向が進んでいる様子が複数の調査結果からうかがえます。


Pick up-3 日本人86万人減、前年比で最大 外国人は初の300万人台(総務省 人口動態調査)

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総務省の人口動態調査の結果が発表されています。2024年1月1日時点の日本人は1億2156万1801人で前年から86万1237人減少しています。減少は15年連続で、今回調査の減少幅は過去最大とのことです。一方、外国人人口は全都道府県で増加して全国で300万人を超え、総人口に占める割合は4.65%と過去最高となっています。

日本経済新聞では調査のポイントを以下の図のように要約しており、「少子化が進むなか、働き手の外国人頼みの実態を浮き彫りにした」と報じています。

※図は日本経済新聞「日本人86万人減、前年比で最大 外国人は初の300万人台」(2024.07.24) より引用

HRに関する仕事をしていく中で、こうしたマクロな人口動態の変化もウォッチしていく必要がありそうです。