【9thイベント】「採用担当のキャリア座談会」を開催しました!
今回は、2024年1月24日(水)に開催されたイベントについてレポートします。
2024年最初となる本イベントは「採用担当のキャリア座談会」と題し、採用担当のみなさんに開かれたキャリアの可能性をテーマにディスカッションしました。
採用担当者をはじめとする人事の方々は、普段は社員のキャリア相談を「聞く側」のことが多く、自身のキャリアについて相談・ディスカッションする機会は少ないのではないでしょうか。
本イベントでは、採用に関わる参加者同士でこれまでの経験や得られた強み、未来の可能性をディスカッションする場を目指しました。
参加型のイベントとして、4名ずつのチームに分かれて議論をし、気づきを共有する場としました。
当日の内容について、ご参加されなかった皆さまにもお伝えできるようレポートします。
オープニング
最初に参加者同士の自己紹介を行い、ディスカッションに先立ってお互いの背景や関心事などを共有しました。
「日々の業務の中でなかなか自分のこれからを考える機会がなかったけれど、同じ『採用』という背景をもつみなさんのお話を参考にしたい」など、みなさんの関心の高さがうかがえました。
続いて話題提供として、司会&本イベント発起人の長谷部から、本イベントの開催経緯を、自身がキャリアについて考えるようになったきっかけとともに共有しました。
あわせて、参加者のみなさんに事前に回答いただいたアンケートの回答をもとに、ディスカッションテーマの例を提示しました。
ディスカッション
ブレイクアウトルームを中心に行われたディスカッションでは、参加者のみなさんの具体的な体験も交えた議論が行われました。
印象的だったポイントをピックアップしてお届けします。
Q: 採用をやりたいと思ったきっかけは?
A: 採用をやりたいという気持ちよりも、目の前にいる誰かのために何かをしたいと思っていたところに、採用担当に配属されるチャンスが来た。
Q: 採用担当を続けてこられたのは?おもしろさは?
A1: 最初はあまりおもしろさを見いだせなかったが、学生に「あなたの話を聞いてこの会社に来たいと思えました」と言ってもらえたことで、初めて自分が役に立っている感覚を得られ、少しずつおもしろくなっていった。
A2: 採用をやるほど自分ひとりではできないことが多く、巻き込む範囲が広がっていった。広がった結果、できることが増えておもしろくなった。視野が知らずのうちに広がっていった。
Q: 採用担当者がもつ「強み」とは?
A1: 採用担当者は複数の視点をもって切り替えながら仕事をしているところが強みになると思う。 関わるプレイヤーが学生・面接官・エージェントなど多岐にわたるし、ビジネス、ブランディング、マーケティング、関わる人のキャリアなど、複数の領域・抽象度の間でものを考えないといけない。その幅と思考体力は、事業企画などの他の場面でも強みになるのではないか。
A2: 筋道立てて考え、社内向けの調整と社外向けの交渉の両方を行いながら企画を進めていく力は、営業や他の職種にも応用できる強みではないか。
A3: 上司やメンターに言われた自分の強みは、自分にとって当たり前過ぎて気づかなかった。
参加者のみなさんの気づき
- 今一度採用(人事)の立場、事業側の立場の目線を言語化したくなりました。
- 採用担当は多角的な視点を持つ必要があり、マルチな経験を積める職種だなと改めて感じました
- 自分自身が考えずに行っていたことが強味なんだな、と改めて感じることができました! そして皆さん近しい悩みをお持ちでもっと交流したいと思いました
- 人事(採用担当)と営業の共通点&相違点をリアルな声から知ることができ、とても勉強になりました!
・共通点:傾聴力や論理的思考からの口説き力
・相違点:対社外 or 対社内のコミュニケーションスタイルの違い - 採用は事業と学生(求職者)の両軸が顧客になるため、誰のために仕事をするのか?という価値観が個人に委ねられやすい分、悩みの種も多くなるとは思いますが、言い換えれば果てしない経験ができる仕事なのではと思い、ますますこの仕事への愛着がわきました
- やりがいも立場によって変わってくるため、人事という一つの職種を取ったとしても本当に多様なやりがいを得られる仕事なんだと思い、純粋に未来にワクワクした時間でした!
クロージング 司会・発案者 長谷部コメント
採用担当者同士でこれまでの経験や強みについて共有・対話する機会はこれまであまりなかったのと思います。もっと未来のキャリアや経験の活かし方を話したかったと思うので、またぜひやりましょう。なにかひとつでも、2024年に踏み出せる一歩が見つかる機会になったら幸いです。
おわりに
90分のイベントのなかで参加者同士のディスカッションが活発に行われており、トピックへの関心と当事者意識の高さが感じられたイベントでした。
採用に取り組まれている方には、最初から志望していた人だけでなく、ひょんな偶然から採用や人事に関わるようになり、おもしろさにのめり込んでいった人も多いことがうかがえました。
偶発性の高いキャリアになりやすい部分もあるがゆえに、先々の見通しや経験の蓄積に不安を感じる場面も出てくるのかもしれません。
「自身の強みは自分にとって当たり前過ぎて気づかなかった」という声もイベントの中で聞かれましたが、近い関心事をもつ人同士で課題意識や見解、漠然とした不安などを共有し、自身する機会はやはり大切だと感じられました。
TalkCampでは今回のテーマに限らず、今後もさまざまなイベントを開催予定です!
次回もよろしくお願いいたします!