◆◇◆◇◆ TalkCamp HR-news 2024.8.23 ◆◇◆◇◆
Pick up-1 11月施行の「フリーランス保護新法」。人事・労務業務への影響と「9つの対応ポイント」(SmartHR)
出典:フリーランス保護新法の説明資料(P5) - 厚生労働省
2024年11月に施行されるフリーランス保護新法の概要や背景、人事・労務における実務対応などを、図も交えながらかなり詳しく解説している記事です。働き方が多様化する中で、業務委託先をしているフリーランスと、労働基準法における労働者との区分が曖昧になったり、企業内でも対応する部署があやふやになったりと、グレーになりがちな部分も出てきています。企業側だけでなく、フリーランスとして働く人もしっかりチェックしておきたい法律だなと感じます。
Pick up-2 日本国内で「“静かな退職”をしている」と自覚する人は6割に。30代・40代・50代にも広がる“Z世代らしい”考え方(アクシス)
※図はHRpro「日本国内で「“静かな退職”をしている」と自覚する人は6割に。30代・40代・50代にも広がる“Z世代らしい”考え方」(2024.08.14) より引用
仕事へのやりがいや熱意を抱かず、必要最低限の仕事だけをこなす働き方を指す言葉に「静かな退職(Quiet Quitting)」があります。日本国内の就業経験がある10代~60代の男女300人を対象にアクシス社が行なった調査では、「“静かな退職をしている”と感じるか?」という質問に対して、6割が「感じる」「少し感じる」と回答したと報告されています。
アクシス社では「Z世代特徴の“頑張らない働き方”がZ世代以外にも浸透してきている可能性がある」という見解を示していますが、もう少し幅広く、働き方や労働への価値観が多様になっていると捉えるべきなのだろうなと思います。Pick up-1にも関連するフリーランスや業務委託・副業の広まりからは、働くことに対してむしろ積極的な意向を持っている人が増えていることもうかがえます。その動きとパラレルで「静かな退職」という消極的な価値観が浮かび上がってきていることからは、単に頑張らない働き方が広まっているというよりは、価値観の分散が拡大していることが考えられるのではないでしょうか。
Pick up-3 ダイレクトリクルーティングサービス市場に関する調査を実施(2024年)(矢野経済研究所)
矢野経済研究所社が、ダイレクトリクルーティングサービスの市場規模を調査しています。同社は、2023年度の市場規模は前年度比23.2%増の1,074億円であると報告し、2024年度もさらに拡大するとの見通しを示しています。
※図は矢野経済研究所「ダイレクトリクルーティングサービス市場に関する調査を実施(2024年)」(2024.08.06) より引用
将来展望では、地方エリアの中小企業や官公庁・地方自治体など、これまでダイレクトリクルーティングサービスの導入が進んでいなかった領域でも需要が拡大していることを成長要因と見込んでいるとのことです。参入する事業者の拡大も見込まれることから、今まで以上に群雄割拠の様相になりそうです。