2024 年卒・新卒採用に関する企業調査-中間調査(ディスコ)
ディスコさんから2024年卒の新卒採用の企業調査結果が発表されました。
2024卒採用も後半戦になってきましたが、今期の総括として参考になる調査内容です。
以下に主なトピックスを引用します。
新卒採用市場に関わり10年以上になりますが、「二極化」という言葉は毎年の様に聞き、選考の前倒しも言われ続けています。
それでも、2024卒はさらにその早期化・二極化、そして長期化が進んだ年だったと感じます。
2025卒はインターンシップの変化やコロナ禍からの変化を受けて、また様相が変わってくるのではないかと思います。
とにかく選考を早く実施する事や、応募者の数を集める事にやっきになるのではなく、自社の採用コンセプトをしっかりと定め、売り手市場と叫ばれてもその市場に対して迎合するだけではない、腰を据えた活動を行う事が重要だと感じる調査結果でした。
・「エントリー数」が前年度よりも「増えた」と回答した企業は全体の 17.5%。これに対し「減った」という企業は 58.3%で、全体の 6 割近くに上る。
・内定出しの開始時期は3月までがの合計は 4 割近くになり、「4 月下旬」が最多。
・内定辞退者については、「増えた」企業が31.2%で「減った」は20.3%。
・「就業意識や企業理解などが高い学生と低い学生の差が開いた(二極化が進んだ)」と感じる企業は約 7 割に上る。
・6月末ごろの採用予定数に対する内定者の割合、いわゆる「充足率」の平均は 54.5%。
・内定者に対する満足度は「質・量ともに不満」が 3 割近くとなり、前年調査より満足度は低下。
・新卒採用市場は「完全に売り手市場だと思う」という回答が前年調査(42.3%)から上昇し、7 割に。
出典:ディスコ 新卒採用に関する企業調査(2023 年 7 月調査) 2024 年卒・新卒採用に関する企業調査-中間調査
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