就活「オワハラ」禁止、政府が新ルール決定…「職業選択の自由妨げる行為」業界団体に要望書(読売新聞)

オワハラに関する政府の要望が注目されています。
上記リンクは読売新聞の記事ですが、以下のリンクで政府の要請書の全文を確認できます。

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/shushoku_katsudou_yousei/2024nendosotu/betten1.pdf

全部で11の要請が経団連・商工会等を通じて企業に要望されていますが、
オワハラに関する点だけを取り上げる記事が多いようです。
内定承諾書に選考中の企業の辞退や、辞退する旨を承諾書に記載している企業においては、書式の修正が必要かもしれません。
学生の職業選択の自由という点では、ハラスメントと感じさせる行為を行わないようにする事は違和感はありませんが、
企業側として内定承諾後の辞退を簡単に許容出来る訳ではない事から、企業側としては頭を抱える所もあると思われます。
企業も学生も互いにWin-Winになる形を考えていきたいですね。

以下にオワハラに関する要請の全文を転記します。

「正式な内定前に他社への就職活動の終了を迫ったり、誓約書等を要求したりすることや、内(々)定期間中に行われた業務性が強い研修について、内(々)定辞退後
に研修費用の返還を求めたり、事前にその誓約書を要求したりすることなど、採用選考における学生の職業選択の自由を妨げる行為を行わないよう徹底すること。」
「また、学生の職業選択の自由の確保のため、新卒等の採用を行う企業は、学生の幅広い就職活動を認めるため、学生の職業選択の自由を妨げる行為
(いわゆるオワハラ等)は行わないこととする。その実効性の担保のため、学生が相談できる窓口を設けることとする。大学は、学生に対し、内々定を受けた後であっても、引き続き就職活動
ができる旨を周知徹底する。仮に不当な行為等があった場合には、キャリアセンター等の窓口で相談や企業に対する申し入れができることとする。また、ハローワークにおいても、学生からの相談を受けつけ、相談者の意向も踏まえつつ、事実確認の上で、適切に対処する。」

2024(令和6)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請等について

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