【4thイベント】
パーソル総合研究所より、小林 祐児氏をゲストにスピーチ&ディスカッションをいただきました!

2022年5月29日(日)13:30〜16:00、TalkCampの4thイベントを開催いたしました!!
対面とテレワークが入り混じる次世代のはたらき方に向け、人事・採用担当者が今すべきことについてスピーチをいただきました。人事・採用に携わる方を中心に15名弱の皆様にお集まりいただき、インプット&ディスカッションを行いました。

イベントでは、パーソル総合研究所より数々の登壇実績をお持ちの小林 祐児氏をお呼びし、次世代のはたらき方に合わせて人事・採用担当が考えるべき観点のシェアおよびディスカッションを行いました。
今回はその様子を少しだけご紹介します!!


イベントの様子 オープニング

オープニングでは、参加した人事・採用担当でリモートワーク下の取り組みや現状をシェアしました。

コロナ前から元々テレワークを実施していた、コロナになり急激にテレワークに切り替えたが課題が多い、経営層は可能な限り対面を希望している…など、様々な企業・立場からの悩みが上がりました。

そこで、いよいよ小林氏によるスピーチを通し、テレワークの仕組み/組織を体系立てて学んでいきました。

イベントの様子 キーノートスピーチ&ディスカッション編

まずはコロナウイルス感染拡大とテレワークの実施率の相関性や、テレワークに関する一般の声について、客観的情報のインプットを行いました。

また、あわせて「企業において誰がテレワークに関する方針を決めているのか」という問いかけや、テレワークの実施パターン(一斉在宅・一部出社など)の説明があり、自社のはたらき方を見つめなおす時間となりました。

※参考
まだらテレワーク職場で発生する評価不安とその解消法 - パーソル総合研究所 (persol-group.co.jp)
パーソル総合研究所、テレワークに関する不安感や孤独感について調査結果を公表不安感・孤独感はテレワーカーが2~3割の職場で最も高い。まだらテレワークに注意 - パーソル総合研究所 (persol-group.co.jp)

皆さんの企業では、テレワークの実施率は現状いかがでしょうか。例えばMTGにおいて、テレワークのメンバーと出社しているメンバーがそれぞれ存在している場合、どのようにMTGを運営していますか?

組織内で2,3割程度が出社しており、他がテレワークをしている。そういった"まだらテレワーク"の状況が、最も不安・孤独感を醸成するとのことでした。「出社している人たちは飲みに行っているのに」「対面で起きているちょっとしたトラブルがZOOM越しではわからずノリについていけない…」など、まだら故に相対剥奪の印象を持ってしまうとのことです。

テレワーク推進により個人のはたらき方の選択肢が増える一方で、今後大事になるポイントは組織への最適化です。人事として、個人の選択と組織の安定を均衡に保てるよう、今一度自組織のテレワーク状況を見直してみましょう。

さて、テレワークについての課題を理解した上で、よく課題にあがる「コミュニケーション」というキーワード。果たしてコミュニケーションとは何を指しているのか。理論社会学論の観点から説明をいただきました。


日本人は対人コミュニケーションを「関係」を元に理解する傾向にあり、テレワークで関係性が見えなくなることによって、不安感や孤独感が高まりやすいという背景があります。その前提を理解した上で、人事として「テレワークによってできないこと」ではなく、「テレワークによってできること」の観点で広げていくこと、そのうえでより疎外感を覚えやすい新卒社員などの受け入れに当たっても組織最適を見つけることが重要です。

イベントの最後には、これらの話を経て改めて「"まだらテレワーク"時代の新入社員の定着・活躍のために 人事・採用担当者ができることとは」というテーマでディスカッションを行いました。

少人数の参加ではありましたが、それぞれのバックグラウンドや企業規模、立場の違いから多様な価値観でのトークが飛び交う時間となりました!

ご参加された方の感想

想像以上に濃い内容で、モヤモヤしていた課題感を非常に分かりやすく、可視化、言語化してもらった。

IT企業 人事

新人の方の定着のために、外部交流が有効という視点のはいままで全くなかったので、是非何か行動に結びつけたいです。また参加された方の実施例もとても参考になりました。

IT企業 人事

オンボーディングについて取り組み始めたのですが、おさえるべき重要な点を改めて理解することができました。

IT企業 採用担当

TalkCampでは今後も定期的に、オフライン・オンラインイベントを実施し、“採用がはたらく人の幸せを増やす”世界をつくるため活動していきます!

同じような想いを持っている方がいらっしゃいましたら、ぜひ今後お会い出来たらうれしいです!